以前、論文をタブレットで読むといろいろと捗る、という記事を書きました。

しかし、タブレットが活きるのもノートアプリあってこそ。今回は、論文読むのに大活躍間違いなしの優秀すぎるノートアプリ、goodnotesの究極の便利さを解説しちゃいます。
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goodnotesとは?
goodnotesは、利用者数の多さで一二を争う人気ノートアプリです。有料アプリで、960円かかります。
goodnotes 4とgoodnotes 5の2バージョンがあるようで、2019年6月現在、goodnotes 5が最新です。
goodnotes 4をインストールすると無料でgoodnotes 5もついてくるので、これから購入するという方はgoodnotes 4の方を購入するのをお勧めします。両方試してみて、合う方を選べますからね。
私はこのことを知らなかったので何も考えず5の方を買ってしまい少し後悔。goodnotes 5を買ってもgoodnotes 4はついてこないので、注意してください。
goodnotesは、アナログとデジタルのいいとこ取り!
goodnotesの何がすごいって、電子書籍であることを忘れさせてくれるくらいの圧倒的紙感覚です。Apple Pencilを使うと、ほとんどズレがなく認識され、紙にペンで書いているのと遜色ないくらい気持ちよく書けます。
この通り、書き込みも細字で自由自在。論文にもたくさん書き込めそうです。
電子書籍リーダーではおなじみになりつつある蛍光ペン機能ももちろん健在で、色や太さも簡単に変えられます。
ここでご注目いただきたいのが、線をぐにゃぐにゃに引いているのにもかかわらず、引き終わったらちゃんとまっすぐになっていること!これはgoodnotes 5にのみついている、多少曲がっていても直線にしてくれるありがたい機能です。
この機能、電車などでの移動中に論文を読む必要性に迫られたときに真価を発揮します。電車は結構揺れるので、まっすぐ線を引くことなどほぼ不可能になります。紙とペンだったら、蛍光ペンが紙面を縦横無尽に走り、どこに線を引いたのかもわからない、見るも無残な姿になってしまうことでしょう。こんな風に、電子ノートだからこその強みもしっかり活きているのがgoodnotesのいいところです。
間違えてしまっても文字通り跡形もなく消せる消しゴム機能も、電子ノートならではといえるでしょう。
論文への書き込みが完全なる勘違いだったと気づいたとき、線引きすぎて読みにくくなったと感じたとき、綺麗さっぱり消して書き直せるので、常に論文を読みやすい状態に保つことができます。
硬いペン先でたくさん書いたり消したりするので、画面そのままだと画面へのダメージがでかいです。簡単に破れたりはがれたりしない、ガラス製フィルムを貼るのがオススメ。もちろんちゃんと反応します。
文献管理ソフトとしてのgoodnotes
goodnotesで論文を読むなら、気になるのが文献管理ソフトとしての機能性。goodnotesはDropboxなどのクラウド、メールの添付ファイル、ウェブサイトなどからpdfファイルを取り込むことで文献を管理します。ファイルはひとつずつしか読み込めず、複数のpdfファイルが収納されたフォルダごとの読み込みはできませんでした。ですので、読み込んだ文献の数が増えるにつれてgoodnotesのライブラリは必然的にゴチャついてきます。検索機能を使ったり、二度手間ですがライブラリ内で改めてフォルダ分けしたりすればこの辺の使いづらさはさほど気にならないかと思います。
goodnotesの限界 大きいファイルはダウンロードエラーに
goodnotesに読み込む際、あまりにもファイルサイズが大きいとダウンロードエラーと表示され読み込めません。あくまで自分の経験ベースですが、具体的には15MB(メガバイト)くらいが限界のようです。
goodnotesに取り込みたいファイルの容量が15MBを超える場合は、ちょっと面倒ですが、ひとつあたり10MB程度になるようファイルを分割し、それぞれを取り込みましょう。
たとえば、全部で300ページほどの『アルティメット料理大全』という本を電子化して取り込みたいとします。一気に読み込むのは到底不可能です。なので、「アルティメット料理大全1章〜3章」、「アルティメット料理大全4章〜6章」、というような別々のファイルに分割して、全てをひとつずつ取り込むことになります。「pdf 分割」で検索すれば、ファイルをドラッグアンドドロップで簡単に分割できる無料サービスがたくさんヒットします。
iPadとApple Pencilを揃えて、快適に論文を読んでみませんか?

紙媒体の専門書がかさばってお困りなら、電子化も検討してみましょう。
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