イギリス留学を振り返る

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こんにちは。りーざ(@leeza_phoneki)です。

冬に向けて気温が下がってきてはいるものの、あの珍しく陰気な10月のように毎日雨が降り続くということもなく晴天の日が続いていて喜ばしい限りです。

さて、留学から2年と少しが経ち、記憶も整理できてきたので、カテゴリーを設置するだけして放置していた留学についての記事を少しずつ書いていきたいと思います。今回は記念すべき第一弾!

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どこに留学してたの?

2015年度から2016年度にかけての約1年間、ロンドン大学東洋アフリカ学院(通称SOAS:School of Oriental and African Studies)の学部生として交換留学していました。SOASはその名の通りヨーロッパでは数少ないアジア・アフリカ研究に特化した大学・大学院で、その他にも開発学や文化人類学の分野で有名です。ロンドンの都心部に位置し、交通の便も非常に良いところです。SOASについての詳しいことは今後の記事で書いていきたいと思います。

なぜSOASへ?

今でこそ音声学を専攻していますが、当時はまだ自分の興味に確信が持てずこれといった専攻はなかったので、留学先を決めるにあたりこの大学は言語学に強い、あの大学は政治学に強い、というような専門性での強みは特に考慮に入れていませんでした。ただ、金銭的な問題で絶対譲れなかったのは、留学先に学費を支払う必要のない交換留学であることでした。イギリス英語の方が好きだったのでイギリスの大学に行きたいというのと、TOEFLやIELTSなどの英語能力証明試験のスコアが思ったより伸びなかったこともあって、スコアが若干足りなくても学期前の短期語学研修を修了すれば交換留学生として受け入れてくれるSOASを選びました。このように広く門戸を開いているのに加え、大規模な日本語学科を擁し日本の大学と積極的に交換留学生の双方的派遣を行っているためか学内選考での定員も10人と多かったので、大学での勉強を頑張ってある程度の成績を取っておけば気持ちに余裕を持って出願や結果待ちができたのも大きかったですね。

良かったこと

英語能力が上がった

日本での大学生活が再開したときにまず最初に実感したのがこれですね。私の通う大学は国際化の一環ということで試験、課題も含め全編英語で行われる講義も多く、英語ネイティヴの教員の方々も多数活躍していらっしゃるのですが、当然日本語話者が日本語を話すのと同じノリで流れるように英語を話されますので、留学前にはその解説が半分も聞き取れず理解できませんでした。板書するのも、試験やレポート課題をこなすのもまさにいっぱいいっぱいという感じでした。
ところが留学明けの9月、秋学期最初のアメリカ人教員による英語での講義を受けた日のことです。
 
「わかる……。わかるぞ……!!」
今までは脳の処理が追い付かないことで最早BGMと化していたネイティヴ教員による解説が、しっかりした実体を持って脳内に落とし込まれる感覚を覚えました。英語を英語として聴くのではなく、その内容に着目して知識を得ることができるようになる、つまり、第二言語なりの不自由さはあるものの、日本語で講義を受けているのと近い感覚でそれらの講義に臨めるようになりました。また、英文資料を読み、英語でレポートを書くのにも以前ほど手間も時間もかからなくなったので、予習復習や課題にかける時間も減り、生活に余裕が出てきました。今年の2月後半に受けたTOEFLでは、リーディング、リスニング、ライティングで8~9割ほど取れるようになっていました。これもひとえに留学先での講義についていくために、そして期末試験で赤点を取らないために必死でもがく過程で英語力が鍛えられたおかげだと思います。ところが、ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、4技能のうちスピーキングだけが伸びなかったんですよね……。これについては別項で詳しく書いていきます。

行動的になった・積極的になった

これは家族や知人、友人に指摘されて気付いた変化なので自分ではあまりよく分からなかったのですが、留学前の自分と照らし合わせてみると確かにそうだなと思わされます。というより今までの自分が行動力や積極性がなさすぎで、留学を経て人並みになっただけと言った方が正しいのかもしれません。今でこそ楽しそうなイベントがあると聞きつければ嬉々として足を運び、面白そうなことにはノコノコ首を突っ込んでいくような質ですが、留学に行く前までは何故か遠出するのが怖くて引きこもりがちでしたし、何か新しいことを始めるのを避けている節がありました。たとえば大学1年生の頃、バイト代を貯めて短期語学留学にでも行ったらという母の勧めを絶対に嫌だ、飛行機も海外も怖いし、と断固として拒絶していました。今となっては考えられないことです。

後悔していること

自分の学術的関心を優先すべきだった

留「学」というからには、留学中の生活の中心はやはり「学び」、すなわち現地大学での講義や課題です。ゆえに現地での履修科目が自分の興味関心と合わなければ、なかなか苦痛な留学生活を送ることになります。私は単位を確実に取りたいと思い、あまり好きではないけれど試験やレポートで点が取りやすそうな科目を中心に選んだところ、1年の総復習をしなければいけない学年末試験期間が本当に地獄でした。この試験で成績の6割~7割くらいが決まるので真剣に勉強しないといけないのに勉強が苦痛すぎる。そのうえ実際に興味があって取りたかった科目とそれほど難易度はそれほど変わらなかったときたので、たいそう萎えましたね。そのストレスからやけ食いが止まらず3ヵ月で10㎏も太ってしまいました。留学中の履修登録は、自分の語学力や興味と相談しつつ納得のいくものにしなければいけませんね。

スピーキング能力を伸ばせなかった

一般的に長期留学を終えるとスピーキング能力の向上が見られると言われているようですが、私はその例外でした。TOEFLのスピーキングのスコア、留学前から1点たりとも上がっていません。白状します。スピーキングのスコアは留学前、後ともに6割に届いていません!

留学中の過ごし方を振り返ると、この伸び悩み、というか低空飛行の原因となる思い当たることがたくさんありすぎます。・・・そう。

全部コミュ障のせいだ!!!

語学力の問題というよりも性格の問題だと思うのです。私はもともと話すことがあまり得意ではないし、たくさんの人と器用にコミュニケーションを取るのは苦手です。日本語文化の文脈の中でさえこのありさまなのですから、外国語(私の場合英語)が主なコミュニケーション手段となる留学先ではなおさらその不自由さが加速され、全く友達ができなかったわけではないけれども、思ったように人の輪に入っていくことができませんでした。新しい仲間たちと出会っても、気の利いたひとことも言えない。何から話していいかわからない。てかそもそも話しかけていいのかわからない。おまけにこんな下手くそな英語で……、というように、話しかける前からいろいろな考えが頭をぐるぐると回ってストップがかけられてしまうので、英語を話す機会をだいぶ失ってしまいました。同じような理由で、講義中のディスカッションタイムでもひたすら黙りこくってうなずいているだけでした。また、それに加えて、「どうせアホなことしか言えないのだから何も言わない方がマシだ」という諦めが常にありました。現地の友達と積極的に観光へ出かけるでもなく、毎日のようにひとり寮の部屋に引きこもって日本語のアニメや動画ばかり観ていたのも、スピーキング能力向上の観点から見れば良くありませんでしたね。よく言われていることですが、外国語のスピーキング力を上げるには、恥ずかしいとか怖い、自信がなく話したくないといった自分の殻を破ることが必要なのだと実感しました。

まとめ

泣いたことも、悩んだことも少なくなかったけれど、こうして2年が経って振り返ってみると全てのことが愛おしく思い出されます。思い出は美化される、というやつでしょうか。しかし、それだけではなく、10ヶ月の留学がもたらした実りというものだと私は信じています。

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