頭を動かすために体を動かすということ

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まだ屋内では蒸し暑さを感じるときもありますが、外では虫の声が響き、肌寒い風が吹き……。日に日に秋が深まっていますね。

「読書の秋」、「芸術の秋」と昔から言われているように、暑すぎず寒すぎない秋という季節はじっくりと腰を据えて静かな作業に取り組むのにはこの上ない季節なのかもしれません。あ、「食欲の秋」もありましたね。心地よい気温にたくさんの美味しい食べ物。勉強だってはかどりそうです。

……と言いたいところですが、世の中そう甘くない。いくら気候が良かろうが食べ物が美味しかろうが、やる気というものは出ないときは出ないものです。かく言う私も、何時から何時まであれをやってこれをやって、といっちょまえに1日の計画など書き出して目の前に貼ってみたりはしたものの、守れたためしは数えるほどしかなく、まあ明日やればいっか☆と、せっかく立てた計画をなかったことにした日は数えきれないほどあります。

「明日やろう」を2日、3日、10日とずるずる続けてしまうと……。皆さんご存知の通り、先延ばしした日数に比例して巨大化した「やるべきこと」の塊がゴロゴロと容赦なく追いかけてきます。明日やろうは馬鹿野郎とはよく言ったもので、本当に馬鹿を見ることになるのです。塊が小さいうちからコツコツと砕いていけば追われずに済んだのに。です。夏休みが2カ月もあることに気をよくし、時間はたくさんあるから今日は書かなくていいやと寝て飲んで遊んでを繰り返していたらいつの間にか夏休みが終わっていて、卒論の進捗が大変なことになっていることに今更気付いたこの私が証拠です……。

卒論提出までわずか3か月となったことで尻に火がつき、私の意識も流石に少しは変わってきたようで、以前よりは計画をこなせるようになりました。中でも最も効率よくタスク消化ができたと感じる日には、共通してあることを行っていることに気付きました。それは……。

掃除です。

掃除といっても大がかりなものではありません。その名も「10分掃除」。私は1日の計画を立てるとき、ちょうど時間割を組むように、上から時間順に紙に書いていくのですが、まず一番上に「10分掃除」を書きます。朝起きて、朝ごはん食べたり顔洗ったりが終わってタスクに手を付ける前にまず掃除!お気に入りの音楽を10分かけると、「この曲が終わるまで頑張ろう」とモチベーションアップにつながってなおGOOD。10分は短いので、実際に片づけられる範囲は自ずと限られてきます。まず部屋を見回して目に入る、床に散らばったカバンだとか、脱ぎ捨ててそのままにしていた寝間着だとか、机のスペースを無駄遣いする、何年も使ってないほこりをかぶった文房具だとか。そんなものたちを邪魔にならない場所へしまっているともう10分です。するとどうでしょう。部屋だけでなく何故か身も心もすがすがしくなって、その後のタスク消化への集中力が格段に違うのです。

ここで強調しておきたいのは、私は決して掃除好きな人間ではなく、むしろその真逆で、片付けられない人間の典型例です。いくら部屋を掃除しても家族にはまだまだ散らかっていると言われる、自分でも自覚しているがどこをどう片付ければいいのかわからずあふれ出たゴミを前に途方に暮れる……。そんな人間なので、この「10分掃除」がもたらした変化に私自身が一番驚いています。この掃除大嫌い人間が、掃除によって活力を得ているだと……!?

ここで、「10分掃除」がもたらす効果について私なりの分析を書いていきたいと思います。

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・運動を強いられる

当たり前ですが、座っているだけでは部屋は綺麗になりません。家族や友達、業者さんに掃除を頼んでいるなら別ですが。自分で片付けるためには、自分の体を動かさなければいけません。落ちているものを拾って、しまって……。部屋の中を歩き回り、立ったりしゃがんだりを繰り返します。これが結構いい運動になっているんじゃないかなーと思うんです。頭を使うデスクワークでも、合間合間に体を動かすと作業効率が上がる、というのはよく聞く話ですね。ただし程よい運動でないとダメです。激しい運動をすると疲れ切ってしまいますからね。本末転倒です。その点で、掃除の動作は無理のない、ちょうどよい運動量といえるのではないでしょうか。

・やる気スイッチONの準備体操

あまりにもやる気が出なくて、「やる気 出すには」とかそんな感じのキーワードでグーグル検索していたときに目にしたのが、「やり始めない限りやる気は出ない」という意見でした。至極単純かつ本質を突いているだけに、目からウロコでしたね。「やる気がないからやる気が出るまで休もう」という作戦は、実は逆効果なのです。「やる気がないからできない」のではなく、「やらないからやる気が出ない」、というわけです。とはいえ、起床してまもない頭で初めからいきなりタスクに手を付けるのもなかなか難しく、ついだらけてしまいがちです。「10分掃除」という前哨戦をこなすことで、心身が自然とやる気モードに切り替わっていきます。

・達成感

掃除をすると、明らかに目に見える形で成果が表れます。床はピカピカに、机はスッキリ。それは紛れもなく自分自身の成しえたものです。皆さんも、掃除が終わったとき開放感と達成感、そして謎の自信をおぼえることは多いのではないでしょうか。どんなに小さなことでも何かをやり遂げたという事実は人を力づけ、自分はもっとできるという自信とやる気を引き出します。達成のハードルの低い「10分掃除」は、本タスクの遂行に支障を及ぼさずかつ手軽にモチベーションの向上を望めるという点で優れています。

やること山積みなのにやる気が出ないとお悩みの皆さん、是非「10分掃除」を試してみては!

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